地域の里山 植林活動・苗木植え 田村高校新聞より③
田村高校では令和3年度より毎年11月にNPO法人三春楽しい地域づくりの会さんと植林活動に、また、令和4年度より毎年5月に三春VIVOさんと苗木を植える活動に取り組んでいる。
今回は田村高校新聞第186号(R5.3.1)より三春楽しい地域づくりの会さんとの植林活動の様子を、また、第185号(R4.7.15)及び第187号(R5.7.20)より三春VIVOさんとの苗木植えの様子を紹介する。
令和4年11月10日木曜日に、田村高校2学年約20名の生徒が総合的な探究の時間の授業の5、6時間目を使い、植林活動を行った。この活動は、NPO法人三春楽しい地域づくりの会が進めている「三春花の丘」公園の整備計画の一環として行われた。地域の人と学校の生徒が協力し合うことで郷土を大切にしようとする思いを強め、地域の活性化に向けた良い循環を生み出していくことが目的とされている。
昼休みに探求の環境、防災ゼミの生徒が集合し、我々は山に登り、木を植える場所に二人ずつ配置し木の苗を植える場所の穴掘りを行った。土が固くいろいろな植物の根が邪魔をして掘り進めるのが大変だった。また、掘り進めていくと、生態系がみられた。次に、穴を掘った場所に木の苗を植樹した。地域の方々に指導してもらいながら、丁寧かつスムーズな植樹作業を行うことができたと思う。
また、植樹を行っていると地域の方々が
「木を植えるときは、空気が入らないように土をかけると枯れにくくなるよ。」
「来年には少しだけ花が見れる。」
など色々なことを教えてくれた。このように地域の方々や友人たちと協力し合うことでより深いコミュニケーションを取ることができた。作業が終わり周りを見渡すと木がたくさん増えていて強い達成感を感じた。
今回感じた感動を忘れず、今後、もっと地域に貢献していけるように積極的にボランティア活動に取り組んでいこうと思う。
田村高校新聞第186号(R5.3.1)より
なお、この植林活動については令和5年11月9日にも実施されました。
みはるの里山再生に向けて
今年度の田村高校の校内活動の一環として、三春VIVOさんと一緒に苗木を植える活動に参加した生徒に聞いた。三春VIVOは三春町の里山再生を行っている団体だ。今回のワークショップは、令和4年5月14日に同窓会館前で実施され、ドングリやヤマザクラなどの20㎝程の苗木を小さなポットに植えるという活動だった。
生徒になぜ参加したのか聞くと、「近頃は環境破壊や環境問題という言葉をよく聞くので自分も環境回復につながる活動に参加しようと思った。」と答えてくれた。参加した感想は「今まで苗木を植えるという活動に参加したことがなかったので、普段できない経験ができて良かった。苗木を植えるのに、一度土を掘りだしてから培養土に植え替えるのがなかなか難しくて苦労した。」とのことだった。
最後に「今回のように環境を守るというと、あまり身近に感じられないように思われるが、実際にこのような小さな活動を積み重ねることが大切だと思うし、またこのような活動があれば多くの人に参加してほしい。きっと新しい考えや価値観が生まれ、視野が広がると思う。」と話してくれた。みなさんもぜひ参加してみてはどうですか。
田村高校新聞第185号(R4.7.15)より
苗木植え
令和5年5月13日、同窓会館前でVIVO苗木植えが実施された。このワークショップは、三春町で森の整備や植林活動をしている三春VIVOさんとともに行われた。今回、この活動に参加した生徒に話を聞いた。VIVO苗木植えは、20㎝程の苗木を小さなポットに植える活動だった。田高生の中で、自然環境などに興味がある人を中心に、約20名で行われた。
参加した生徒に苦労した点を聞くと、「苗木が倒れないように、ポットの中に土や枯れ葉を入れて固定する作業が大変だった」と答えてくれた。100個植えるという目標があったそうで、「たくさん苗木を植えることができて良かった」と話してくれた。
ワークショップに参加してみてどうだったかを聞くと、「大変で疲れたけど、地球環境を良くするという取り組みに少しでも貢献できて、嬉しかった」「今回この活動に参加できてよかったのでぜひ来年も参加したい」とにこやかに話してくれた。
VIVO苗木植えは、自然や土中環境に興味のある生徒を対象に行う予定だったが、演劇部、吹奏楽部、合唱部も参加した。あかりさんは、「今回のワークショップのことや、三春VIVOさんが行ってる活動をもっと広めていき、来年はより多くの生徒が参加してくれたらうれしい」と話した。
今回作られたたくさんのポットの苗は、同窓会館前の木陰ですくすく育っている。次回、VIVOの苗木植えが実施される機会には、皆さんも参加してみてはどうだろうか。
田村高校新聞第187号(R5.7.20)より