田村高校は、三春町、福島大学、三春町内の中学校との連携事業「みはる助っ人中高生会議」を実施しています。このプログラムは、三春町の協力のもと、三春町内の中学生、田村高校生、福島大学生が地域課題の解決や魅力発信のためのアイディアの発掘・提案を行うものです。
2023年度は、三春町の「食」「花」「住」という３つのテーマについて６班に分かれて課題研究を実施しました。フィールドワークをしたり、実際にレシピを考えたりしながら、自由にアイディアを出し合って、自分たちの考えた課題解決案を三春町町長や町内の企業、団体に提案しました。
提案した内容が地域の方々の御協力により、次々と実現しています。実現した内容を紹介します。

〇　「花」班　～「ファームパークいわえに来園するお客さんの増加方法」
　「ファームパークいわえ」で毎年実施されている田んぼアートは有名ですが、その他のカタクリ、花しょうぶなども植えられていることはあまり注目されていないという現状を知りました。そこで、植える花を増やし、花を植えるイベントを開催し（そのサポートにボランティアを募集し）花を気軽に見てもらえるような取り組みをしてみてはどうだろうかと提案をしたところ、「花と音楽祭」というイベントの中で、「ヒマワリを咲かせよう」プロジェクトが実施され、多くの方々に参加してもらうことができました。是非みなさんもたくさんの花を見に、三春を訪れてみませんか？

〇　「食」班　～　「三春名物三春揚げを使ったレシピ開発」
三春油揚げを使った新レシピの開発に取り組み、「ピーマン味噌ピザ」「三春揚げタコス」など9種類のレシピを考案しました。この新レシピから、田村高校生が中心となって考えた「ピーマン味噌ピザ」が、割烹八文字屋様の協力のもとで商品化され、8月15日(木)、16日(金)の三春盆踊りの期間に限定販売されることとなりました。
田村高校生と福島大学生が、レシピ開発会議、試作、試食を何度も繰り返して開発された新レシピ商品を、機会があればみなさんも是非味わってみてください。